社会人として大切なことはディズニーランドで教わった/香取貴信
令和2年7月豪雨(熊本県)により大きな被害を受けた100年以上続く老舗旅館「しらさぎ荘」を復興させたい。そんな思いの有志メンバー香取貴信さんの書籍「社会人として大切なことはディズニーランドで教わった」を昨秋に購入。クラウドファンディングは大成幸でした。
3年前、当院では院長還暦プロジェクトを立ち上げ、ディズニーランド&シーのパーク研修と毎月の院内研修を実施し、色々な学びと気づきがありましたが、違った視点で書かれていてとても面白かったです。
当時ヤンキー少年だった香取さんが、ディズニーでの様々な経験を活かして仕事の根底にある本質を突き詰めていきます。
働くとは?
教えるとは?
本当のサービスとは?
●迷ったら何で判断するのか?!
行動規準に創業者の想いである理念「何のために」ディズニーランドがある
のかなど目的の部分が加わることでより効果を上げる魔法に変わる。
●必要なのは前向きに考えて「行動できる」チーム
ミーティングとは、話し合いをして、何かを決めること。みんなから出た
意見をより良い方向へ持っていくのが本当のリーダー。
●働くとは、「大切なもの」を本当に大切に思うこと
●ゲストの喜びが自分の幸せに繋がる
●言いにくいことをきちんと伝えるのが、本当の先輩や上司
●教えるとは、教える側と教わる側が「一緒に考える」ことが大事
●一生懸命にやっている姿が価値を生む
●いま目の前にいるゲストに対して一生懸命になれ
●サービスは掛け算
関わっている人の思いが、バトンとなって次のスタッフに渡り、掛け算のよ
うに倍に倍にと膨らんでいく。その思いを受け取るのはゲストだけではなく、
スタッフにも戻ってくる。
●ゲストの期待を超える「本当のサービス」
いつでも絶対に手を抜かないこと。
いま目の前にいるゲストに全力で接すること。
●いつのまにか作業が中心になってしまって本当の意味を忘れてしまう
●自分の働く場所が、自分のことを大切にしてくれる。
その思いが届いたとき、自分も頑張ろうとします。
●人が喜び感動するのは、手間をかけることだと気づいた。