何もしないリーダーのみんなが疲れないマネジメント/伊藤彰紀
リーダーには色々なタイプがあるけど、「何もしない」ってどういう事?って感じで、タイトルから興味津々。
「何もしない」マネジメントの本質とは、
自らのあり方や会社のあり方を考え、そして、信じて任せて何もしないというマネジメントを選択すると、社員が自由を手に入れて自立した行動を始めます。その結果、社長が何もしなくても良くなります。
マジで?!
社長があり方をコントロールするのではなく、道を示すだけ。
いちいち手取り足取りやり方を示す必要もありません。
現場レベルで必要に応じた行動に任せれば、効率が上がり、善循環が起こります。
リーダーが「何もしない」ことで組織内全てのチームメンバーの自立が進みます。組織内に秩序が生まれ、一体感を生み出すことが出来ます。
そのためには、リーダーがあり方を示すビジョン形成と実践が最も大切。
「何もしない」というのは、社員や部下などのフォロワーが自立的な成長を遂げるために、リーダーが指示命令などで直接的にコントロールしないこと。
人は、コントロールされることによって、自分の意思による行動が生まれなくなります。指示や命令ばかりされる環境にいれば、自分で何かをする必要がなくなり、同時に責任も問われません。失敗しても自らの責任ではなくなります。
結果的に無責任な人が増えてしまうことで、依存関係が始まり、自立が阻害されるという訳です。
変わる必要性を感じていなければ、自主的な行動は生まれません。それは、心のどこかで変わりたくないという意識も同時に働いているから。。。
メタボな人が痩せた方が良いと解っていながら食べ続けることに似ています。
私たちの考え方や感情が変われば、行動や選択は変わります。
言われ尽くされていますが、他人と過去を変えることは出来ません。
リーダーとしての「あり方」が、やはり問われます。
信じて任せるという権限委譲の課題をクリアし、自ら考え自ら行動する自立型スタッフの育成に繋げ、全員参加型の経営へ。
組織全体の管理を無理に進めると、個の主体性が削がれ、依存が進むという。
主体性とは、自分の意思や判断で行動しようとする姿勢や態度のこと。
個々のメンバーによる主体性の姿勢によって自然に生まれる一体感やチームワークは、意図的な管理によって生まれるものとは明らかに異なると言われています。
「何もしない」を選択するということは、実に奥が深いです。
【2018.5.13投稿】
2018.05.13更新
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