相手の頭に「絵」が浮かぶよう話しなさい/野口敏
金本塾のゲストコメンテーターとして野口敏さんが招かれ、その講演内容が実に興味深く、この本を手にした次第です。
あがり症そして人前で話すのが苦手な僕にとっては、もう目から鱗がぽろぽろの内容ばかり。
話し方ひとつで伝わり方が、大きく変わるのです。
まずスコンと入って来たのが、私たちのコミュニケーションは、映像を使って行われているということ。言い換えると、話をするときも、他人の話を聞くときも、必ず映像化を行なっているということ。
なので、聞き手が楽に映像化できる話し方がめっちゃ大事なのです。
朝礼やミーティングなど人前で話をする機会は結構ありますが、この意識は全くありませんでした。
聞くときも話をするときも、自分と相手が同じ映像を見られるようになって来ると共感も得られ易いのである。が、共通の話題や興味のある話であればまだしも、これがなかなか難しい。
簡単に言うと、自分と相手が同じテレビを見ている状態にするのである。
コミュニケーション・ブリッジと言います。聞き手が一人でも大勢でも、話し手と聞き手はひとつのテレビを見ているように同じイメージを描き始めます。
さらに、聞き手に映像化を促すのは、十分な「間」がとても大切。
「間」が早すぎても、遅い「間」でも聞き手は、映像を描けないのです。
適度な「間」をもって、頷いたり、相手に視線も送ります。
他にも私が意識したいポイントは、
①1つのセンテンスを短くする。
②キーワードを強調する。
③具体的なエピソードを交える。
④メインテーマを決める。