平成23年度アンケート調査と結果について
当院では、平成23年2月28日~3月13日までの間、患者様の満足度向上を目的としたアンケート調査を行いました。
多くの方(無作為に抽出させて頂いた患者様300名のうち回答者168名)にご協力を頂きまして誠にありがとうございます。 アンケート結果を集計しましたので、その主なものをご報告致します。
受付の対応はいかがでしたか?
《受付として心掛けていること!!》
①患者様より先にご挨拶
②お帰りの際のお見送り
後から来院された人が次々と名前を呼ばれるので、一度早く来ているのに未だ呼ばれないとスタッフに訊いたが、「予約の人です」と言われた。 何か待っている人にわかるような手段を取って欲しい。
長い間お待ちになって頂いて誠に申し訳ございません。 昨秋から受付横に発券機表示モニターを設置し、診療中の番号と待ち人数がリアルタイムで分かるように致しました。 ただし、これはあくまで目安で、患者様の検査や病気の内容、予約診の有無などによって診察室の中に お呼びする順番が多少前後することもございますので、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
また、患者様の診療順番が近付いたら携帯電話にメールが自動的に送信されたり、 診療の混雑状況をリアルタイムに携帯電話で見ることが出来るサービスもあります。
終了後の会計が一人にかかる時間があるように思いますが?
会計のお呼び出しは、基本的に診察が終わった患者様から順番通りにさせて頂いております。 そのお呼び出しの合間にお薬だけの患者様がおられたり、院長への確認事項が生じた場合に少しお時間が掛かることもございます。 結果的にお待たせしまい誠に申し訳ございませんが、ご理解のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
待合室では快適に過ごせましたか?
先生の診断までに何度か椅子の座り直しがあるが、年配の方への配慮をお願いしたい。
年配の方や足腰のご不自由な方へのまめな声掛けを行い、患者様のご希望があれば「眼科検査用車椅子」への移乗も検討を致します。この車椅子は、眼科検査に適した3つの工夫を凝らしています。
①.座面が椅子のように上下する:スタッフが、足踏み(油圧式ジャッキみたいのもの)を軽く押すだけで座面の高さを調整出来ます。小柄な患者様にクッションを敷かなくても検査OK。
②.ステップ(足置き)がワンタッチで外せる:検査台に近づいてもぶつからないので、患者様も楽な体勢で検査を受けることが出来る。
③.アームレスト(肘当て)が回転する:②と同じ。
テレビがあれば良いと思います。
申し訳ありませんが、当院のモニターは、地デジ化しておりませんので視聴することが出来ません。放映内容につきましては、患者様のお役に立つ医療情報や楽しんで頂ける癒しの番組などで充実させてまいります。
夏場の冷房がきつかったです。
各部屋に温度計を設置しましたので、こまめに温度チェックを致します。
待ち時間は適正でしたか?
看護師・診療助手の応対はいかがでしたか?
【診療助手】
いつでも笑顔で明るく患者様をお迎えし、患者様にも笑顔でお帰り頂けるよう、患者様目線での心のこもった対応を心掛けます。 院長と共に、診療助手一同、より一層努力していきたいと思います。
【看護師】
安心して満足な医療を受けて頂けるように、患者様一人一人のニーズの把握に努め、親身に接することを心掛けます。
人によっては馴れ馴れしい所がある。
誠に申し訳ございません。親しみを込めてお声掛けさせて頂いておりますが、 それがかえって馴れ馴れしく感じる印象を与えてしまったのではないかと思われます。 患者様が不愉快な思いをされたことにスタッフ一同、今後この様な失礼がないように言葉遣いや対応に十分に気を付けて参ります。
特に会話もなく事務的な感じです。
合理的な誘導とも取れますが、事務的とも取れる。
スムーズな誘導や病状の聞き取りを心掛けておりますが、事務的と感じさせてしまい誠に申し訳ございません。 患者様の不安な思いや気持ちを汲み取り、アイコンタクト・言葉掛け・笑顔など心を込めた対応が出来るように努めます。
担当者により顔やあごの置く場所が違う事がある。
出来るだけ患者様の楽な姿勢で検査を受けて頂けるよう注意して検査を致します。 また、検査の内容等により前回の内容を踏まえてあごを置いて頂く場所が変更になる場合がございますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。
先生の診察の後、「目薬を入れるので少し横でお待ちください」と言われ席に座って待っている時間が長くかかるみたいです。
お待たせしてしまい申し訳ありません。点眼および処置は、看護師が行っており、院長からの点眼指示や次回検査の確認業務などに よってお待ち頂くこともあると思います。これらを速やか、かつ正確に行い、お待ちになっておられる患者様の苦痛を意識し、 出来るだけ理由等もお伝え致します。また、看護師同士の連携も密に図ります。
検査についていかがでしたか?
何の検査か説明がない場合がある。
受ける検査がどのような目的で行われているのか解らない場合もあります。
説明不足で申し訳ありません。検査の目的をしっかりと伝え、患者様に十分理解して頂いた上で検査を受けて頂くよう留意致します。 もし、解り難いことがございましたら、遠慮なさらずに担当スタッフまたは院長にお訊ねになってください。
医師の診断や治療、説明には納得し安心できましたか?
症状によってはもう少し深く知りたい時がありますが、つい遠慮して言えません。
もう少し説明を詳しくして欲しい時があります。
満足のいく説明の時もありますが、少し理解しがたい事があります。
説明不足で申し訳ありません。患者さんが聞きやすい雰囲気作り、例えば笑顔・話し方・アイコンタクト・傾聴など充分に留意します。 「質問はありませんか?」と訊ねることで安心感は増すとのコメントを頂いたので、「今の説明で大丈夫でしたか?」「解り難いことはなかったですか?」などの 声掛けをたくさん行い、患者さんの理解度に応じた説明を心掛けます。
現状の説明はするが、今後どうすべきかどんな治療をすべきか言わないので不満
後の治療方針などの説明が不十分であったことをお詫び申し上げます。 一方で「現時点での状態、今後の進行具合、そのためにどんな治療をしていくのかの説明を明確にして貰えます」との コメントもあり、患者さんによって説明内容にムラがあるのかも知れません。忙しい時も、 どの患者さんに対しても同じように病状説明が出来るように努めます。
症状が良くならない。
せっかく当院を選んでくださったのに患者様のご期待に応えられずに申し訳ございません。 1回の診療で良くなることもあれば、病状によっては当然のことながら長引く場合もあります。 病状が良くならない見込みがある場合には、予めその旨をしっかりと患者さんに説明し、当院での対応が困難であれば 後送病院を紹介するなどの対応をさせて頂いております。
最後に
2回目の患者満足度アンケート調査でしたが、患者様から心温まるお言葉をたくさん頂戴し、院長を始めスタッフ一同本当に感謝しております。前回の反省を踏まえて、一人一人がしっかりと自分の役割を理解し行動したことにより、当初掲げていた目標をすべて上回りました。前回と比べて、患者様から良い評価を得られたことは、私たちの大きな励みと自信になりました。
一方、少数ではありましたが、お叱りのお言葉やご要望もあり真摯に受け止めております。患者様のニーズにお応え出来るように絶えず問題意識や向上心を持ち、一人でも多くの患者様に「当院へ是非また来たい」「来て良かった」と思って頂けるような医院作りを目指し日々努力致します。
親切・丁寧・笑顔をモットーに"チーム梶川"一同、頑張っていきますので今後とも宜しくお願いします。